「華麗なる一族」嘘ネタバレ

※仕事の話は、ほとんどフィクションです。most is a lie.
 
華麗なる一族:本日より放送開始 初回は21:00-22:24 TBS系)
 
「こんど『華麗なる一族』ってドラマが始まるよね」
「キムタクのですか?よく知りませんが」
「君ね、この仕事についているんだからちゃんとチェックしておかなきゃだめだよ。あのドラマのモデルになってる製鋼会社の倒産事件も知らないの?」
「ああ、そういう事件があったということは会計士試験のテキストに載っていました。事件の詳しい内容はよく知らないのですが。へぇ〜、あの事件がモデルになっているんですか」
「実は僕はあのドラマには多少思い入れがあってね」
「そうなんですか?」
「そもそも会計とか経済とかに興味を持ち始めたのはあの事件がきっかけなんだよ。当時僕はまだ子供だったけど、地元の事件だったからいろいろと大人の話とか聞いてね」
「ああ、関西のご出身でしたね」
「ちょうど会計士の受験勉強をしていたころに小説が出て、すぐに映画化されたんだ。もちろん見に行ったよ。当時もテレビドラマもやっていたようだね」
「タイミングがいいですね」
「それで会計士補になって、監査法人に入ったら―最初に入所したのはここの法人じゃなくて別の監査法人なんだけど―偶然、更生後のその会社に監査で何度かうかがうことになってね」
「え、モデルになった会社に行かれたことがあるんですか?」
「そうなんだよ」
「ずいぶん御縁があるんですね」
「だから、あのドラマ、僕も登場するんじゃないかな、って思ってるんだよね」
「へぇぇ〜。って、時代が全然違いますよね?」
「いやそうなんだけど、最終回あたりに後日譚として会社再建のシーンが出たら、そこに僕もいるはずなんだよ。原作にはそんなシーンないけどね」
「でも脚本で追加される可能性はありますよね」
「で、その追加されたシーンでは、キムタクが二役で僕の役をやってるはずなんだよ」
「それ最高じゃないですか(笑」
「だから最終回は必ず見るように、って皆に言って回ってるんだけど、だれも相手にしてくれないんだよね(笑」
 
とりあえず毎週録画します。